世界のパン/日本のパンの歴史
パンの歴史は古く、パンが誕生したのは今から約6000年前のエジプトにて誕生しました。
最初は小麦粉を煎餅のように焼いて食べていたそうで、それが今でもフランスで定番食のガレットのルーツだそうです。
その後、長い年月を経てエジプトからギリシャ、ローマ帝国まで伝わり、ローマ帝国が国土を広げることでパンも世界各地に広がっていったのです。
大航海時代になると製パン技術も進み、箱型のパン製法が生まれ大量生産できると「ブルマン型」の食パンが誕生し、世界のパン文化は大きく発展するのでした。
日本には、1543年のポルトガル人が種子島へ上陸した時に鉄砲と共に伝えられたのが始まりです。
その後、江戸時代に入り日本は鎖国をしていたので、パンを食べることができるのは長崎の出島だけでした。
ところが、幕末になり戦乱の時代になると火を使わなくてもそのまま食べることができるうえに、保存ができるパンが軍用として注目されるようになったのです。
そして、それを受けた伊豆の江川太郎左衛門担庵が1842年4月12日に、長崎の出島からパン職人を招いてパンを軍用のパンを作ったのがパンが本土に来た最初でした。
しかし、明治時代では上流階級の一部の人にしか人気はありませんでしたが、木村屋がアンパンを発明したことにより急速に広がっていったのです。
現在では、食パンをはじめ食事にもなるサンドイッチや、たまごまるのような菓子パンや総菜パンとバリエーションも増えて、今や私たちも食卓には欠かせないものとなりました。
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2022.07.20